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全体計画の考え方
■領域の属性
住人の属性に対応する基本領域は、大きく3つに設定され、加えて+αの拡張領域が用意されています。多分節化された生活領域は、+αの拡張領域を囲い込むように占められており、相互をゆるやかに結び付けています。
また、従来の共同住宅に見られる共用廊下や共用階段といった共用領域は存在せず、その分できるだけ多くの領域を専用化できるように基本領域を設定しています。
■生活領域の拡張性
各住棟の中心の位置に生活における経年変化に対応する+αの拡張領域を設定しています。
この+αルームは、ミニキッチンとトイレが設置され、生活の基本領域となる各住戸の拡張領域として扱われます。賃貸契約もウィークリーやマンスリーとすることで、あらかじめ用意している生活領域にフレキシビリティを与えます。同時に先行工事部分の領域の拡張として有効に機能するように考えています。
■生活領域の拡大
各住棟は多棟配置され、相互の間には採光や換気を可能とする半外部空間(リンクボイド)が挿入されています。各住棟はいくつかの住宅のエントランスを持ち、ひとつの住宅は複数の棟を横断した生活空間を所有します。同時に住棟に挟まれた外部空間の専用化利用も可能になり、各住戸に室内のみに限定しない空間的な広がりを与えるとともに、オリジナリティのある変化に富んだ空間を形成します。 |